ペット供養について
愛犬や愛猫など今やペットは家族同然の世の中です。愛するペットを失った悲しみは家族を失った悲しみと同じくとても辛いものです。亡くなったペットのお骨を自宅に安置している方も少なくないかと思います。
「当山でもペットと同じお墓に入れないか?」
という相談を受けたことが何度かございます。残念ながら答えは不可です。
仏教には六道輪廻という考え方があります。六道輪廻によると人間以外の動物は「畜生」と呼ばれ、人間よりも卑しく、下等な存在として扱われます。仏教の考えで輪廻転生という生まれ変わりの思想がありますが、悪い行いをすると「畜生」に生まれ変わるとされています。そのため動物であるペットとお墓に入ることは倫理上好ましくないとされるのがペットと同じお墓に入る事のできない理由です。
そこで当山では本堂前にペット供養堂を建立し、個別にペットのお骨をお預かりすることとしました。現在三十体程の犬や猫、小鳥といったペット達が眠っております。
お預かりするには一つ条件がございます。それは火葬をし、骨壺にいれた状態でお預かりすることです。ペットの火葬等、業者の紹介も致しますのでどうぞご相談ください。